接続の手順KiokuBench の結果を見る

コマンド1つでつなぐ

ターミナルで次のコマンドを実行してください。手元の Claude Code、Codex、Cursor、VS Code、OpenCode を見つけ、選んだものにつなぎ、メールアドレスでログインするところまで案内します。

npm create sepiace
エージェントが sepiace を呼んだときの流れ
  1. エージェントが文を1つ送る

    npm より pnpm を使いたい、と覚えて

  2. sepiace はその言葉のまま覚える

    npm より pnpm を使いたい。

  3. 後日のセッションで、エージェントが聞く

    パッケージマネージャーは何を使う?

  4. sepiace は記憶の本文だけを返す

    npm より pnpm を使いたい。

Claude Code の純正メモリとの違い

10人分の同じ30回の会話を、Claude Code(Sonnet 5.5)に2回渡しました。1回は純正のメモリだけで、もう1回は sepiace をつないで。そのあと新しいセッションで、1人あたり40問、その人について質問しました。

KiokuBench v0.1、10人、2026年10月16日に測定
指標Claude Code 標準Claude Code + sepiace
答えと記憶
質問に正しく答えた割合75%96%
事実が変わったあとに古い版が残った割合27%5%
どの事実にも当たらない記憶の文41%4%
事実の文字数に対する記憶の量3.5×1.3×
トークンと費用
30回分の会話を取り込む出力トークン(1人)66,80040,200
30回分の会話を取り込む費用(1人)$5.91$4.00
質問1問の入力トークン18,30050,600

sepiace は記憶を小さく保つので、会話を取り込むあいだに Claude Code が書く出力トークンは約4割少なく、費用は約3分の2です。質問1問で読む入力トークンは sepiace の plugin の案内の分だけ増えますが、ほとんどがプロンプトのキャッシュに当たります。費用はサブスクで流した使用量を API の値段に直した目安です。

比べ方と、すべての結果

sepiace について

覚えてほしいこと、思い出してほしいこと、忘れてほしいことを、ふだんの言葉でエージェントに伝えてください。エージェントはその言葉をそのまま sepiace に渡し、何をするかはサーバーが決めます。記憶はあなたの文から切り出したもので、使われなければ少しずつ思い出しにくくなり、ユーザーごとに分けて保存します。

特長

  • 操作はサーバーが決めます

    保存するか、読み出すか、検索するか、忘れるかは、サーバー側の判定ネットワークが決め、必要なら組み合わせます。エージェントは文を渡すだけなので、構造化した引数を組み立てるためにトークンを使いません。

  • 記憶はあなたの言葉のままです

    記憶の本文は、依頼の文から切り出したものです。LLM が本文を生成したり書き換えたりすることはありません。応答も記憶の本文だけで、ID や保存日時、スコアは返しません。

  • スコアは忘却曲線に従います

    記憶のスコアは、FSRS の忘却曲線を使って読み出すときに計算します。使われない記憶は少しずつ思い出しにくくなり、読み出されるたびに定着します。

  • 記憶はユーザーごとに分かれます

    メールに届く6桁のコードかリンクでログインします。データベースの問い合わせとベクトル検索のどちらも、ログインしたユーザーの記憶だけを対象にします。

  • 記憶はあなたの言語のまま残ります

    本文は依頼の文から切り出すので、書いたときの言語のまま残ります。日本語は日本語のままです。KiokuBench v0.1 では、会話と違う言語で書かれた sepiace の記憶はありませんでした。Supermemory は、日本語の入力の約80%を英語で保存しました。

仕組み

  1. エージェントが文を1つ送ります

    たとえば「ユーザーは端的な応答を好む。ただしコードレビューは詳しく」のような文です。MCP のツールは自然文だけを受け取ります。

  2. 判定ネットワークが操作を決めます

    サーバー側のネットワークが、行う操作を選びます。迷ったときは推測で決めず、層を深くして問い直します。

  3. 本文を切り出して保存します

    記憶の本文を文から切り出し、ログインしたユーザーの記憶として保存します。スコアは、読み出すときに忘却曲線から計算します。

  4. 返すのは記憶の本文だけです

    エージェントが受け取るのは記憶の本文だけです。

KiokuBench の結果

KiokuBench は、記憶のシステムが何を覚え、何を置き換え、何を忘れたかを、保存された記憶と正解の事実の台帳を突き合わせて測ります。KiokuBench Index は、8つの指標を4つの柱にまとめた0から100の値で、大きいほど良い値です。下の表は、会話をそのまま渡す経路での10人の合計から計算しました。

KiokuBench v0.1 の会話そのままの経路での Index
  • sepiace96.1sepiaceIndex: 96.1覚える: 98.7置き換える: 98.0忘れる: 100.0整える: 88.3
  • Supermemory58.9SupermemoryIndex: 58.9覚える: 95.3置き換える: 95.0忘れる: 22.0整える: 60.5
  • ByteRover39.2ByteRoverIndex: 39.2覚える: 72.3置き換える: 19.0忘れる: 62.0整える: 27.7
  • Mem08.5Mem0Index: 8.5覚える: 96.3置き換える: 0.0忘れる: 0.0整える: 55.0
  • 全部保存8.0全部保存Index: 8.0覚える: 99.0置き換える: 0.0忘れる: 0.0整える: 41.7

棒にカーソルを合わせるか選ぶと、4つの柱の値が出ます。灰色の棒は、参考として載せた全部保存の基準です。

sepiace は、KiokuBench Index と4つの柱のすべてでいちばん高い値でした。Supermemory、Mem0、ByteRover は、忘れる依頼の内容の多くを残し、忘れるの柱が低くなりました。10人を1回だけ測った結果です。

8つの指標の詳しい表と、条件と限界を見る

詳しく知る

  • 技術

    判定ネットワークの決め方、記憶の整理のしかた、忘れ方を説明します。

  • KiokuBench

    KiokuBench の測り方と、Supermemory と比べた結果の全体、条件、限界を載せています。

  • ドキュメント

    Claude Code や Claude などの MCP クライアントに sepiace をつなぐ手順を説明します。